2013年5月18日土曜日

アグリメック乳剤について

もうすぐ、新製品のアグリメック乳剤が販売される予定です。
そこで、今回はアグリメック乳剤について分かる範囲で解説していきたいと思います。



【概 要】
 商  品 名:アグリメック乳剤
 成  分 名:アバメクチン(1.8%)系統としてはマクロライド系(アファーム、コロマイト等と同じ系列)
 対象害虫:アザミウマ類、ネギアザミウマ、チャノキイロアザミウマ、ミカンキイロアザミウマetc
                 但し、後ほどコナジラミ類、ハダニ類、チャノホコリダニ、ハモグリバエ等で拡大予 
  効   果:速効性・残効性に優れる。接触毒より食毒の効果が高い
 登録作物:なす、スイカ、メロン、ピーマン、ネギ、茶、花卉類・観葉植物
 希釈倍率:500-1,000倍
 使用回数:茶:1回、花卉類・観葉植物:5回以内、その他の作物:3回以内
 ※成分は新規成分なので、まるまるカウントは使えます。





【効 果】
 ・ハモグリバエ→幼虫への食毒効果(成虫には散布液がかかれば効果あり)
 ・ハダニ→幼虫、成虫に効果あり。
 ・コナジラミ→幼虫、成虫に効果あり(卵と偽蛹には効果が弱い)
 ・アザミウマ→幼虫、成虫に効果あり。
 ・各害虫とも1,000倍と500倍での散布結果にデータを見る限り大差は無い(1,000倍散布で十分)
※但し、花卉類のナミハダニ使う場合は色々な理由から500倍での使用を推奨との事です。

【訪花昆虫及び天敵への影響】
・マルハナバチ:5~7日
・ミツバチ:10~12日
・スワルスキー:7日

【留意点】
・薬液が葉っぱの表から裏へ抜ける効果(浸達性)はありますが、植物全体に移動する効果(浸透
  性)はありませんので、作物全体に薬液がかかるように散布してください。

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