上記のような理由から私も展着剤を入れるべきかどうかという相談に対しては、水和剤を使用されない場合は使わなくても良いのではというアドバイスを行ってきました。ただ、先日大変興味深い試験に立ち会うことができ、勉強になった事がありましたので写真を交えて報告させていただきたいと思います。
今回行ったのは、ある新剤(現状では具体的な薬剤名は明かせません)の試験でフロアブル剤と展着剤の加用試験です。
①展着剤を加用しなかった場合。
葉、果実共に付着した薬液の水滴が大きく、また均一に付着していなかった。当然、乾きも遅かった。
②スカッシュを加用した場合(浸透性+浸展性)
薬液の水滴が非常に細かくまた葉、果実共に均一に濡れていました。
③アプローチBIを加用した場合(浸透性のみ)
葉、果実 共に均一に濡れているが、果実に付着した薬液に関してはスカッシュに比べ水滴が大きい。
以上の結果から、機能性展着剤を加用しても問題無い薬剤ならば混用すべきだと改めて感じさせられました。また、果菜類には浸展性があるものが望ましいと思います。
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